月: 2014年10月

電気式調理器の調子が悪いとのことで訪船。
ヒューズがよく切れるとのことで、漏電かもしれません。
電気屋に診てもらえばよかったのですが、全員出払っていて
仕方なく一人で訪船。
調理器

切れているヒューズの点検。

ヒューズの位置から、魚焼き器と分かり、
電熱器の抵抗計測から2本程度よくないことが分かりました。
どうやら、これが災いしてヒューズが切れたようです。
電熱線と電線などの交換をメーカーに依頼して終了。
電気調理器は高電圧なので気を付けないといけません。

海水がすぐ暖かくなるというので、エンジンの点検。
新潟の6NSAK、4半世紀は過ぎています。

清水クーラーが6割以上詰まっていました。
保護亜鉛も時々交換しないと、崩れた亜鉛片が
クーラーを詰まらせることもあります。
亜鉛は時々減り具合を確認して、少なくなっていたら
交換しましょう。
ほかのクーラーも詰まっており、チューブ掃除となりました。
しかし古いエンジンは部品がなかなか揃いません。

アンカーチェーンを絡ませた船からの要請で
チェーン解きに急行。

クレーン船をフルに起動して作業し早々に終了。

昨日の夕方から、タンカーの主機の点検。
燃料噴射時期の確認でしたので、一人訪船し、機関長、１機とともに
全気筒確認。全気筒そろってずれていましたが、調整するにも
台風も来ていていつ避難出航するかわからない状態なので時間がないです。
排気温度も高くなくそろっていることから点検と後日調整とのことにして終了。
作業終了すると外は夜でした。

向こうは川崎・扇島です。

台風の直撃が明後日に迫る前、機関トラブルを起こした
作業船からの主機関陸揚げをおこないました。

UDのV8です。
30年ものなので部品がないのが泣き所。
代替機を探すことになりそうです。

20年目の整備。主機MF24．

整備を終え、エンジニアを乗せたまま係留地へ向け試運転出航。

お迎えに行かないので、帰ってきてくださいね。