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11月11日 構内

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小型タグの主機清水の温度上昇が気になるという船長の連絡を受け、
急遽構内岸壁に接舷してもらい点検。
主機を試運転すると、冷却海水が船外出口から勢いよく出ます。
インペラはいいなあ。船底弁もチューブも恐らくヨシ。
清水の量をチェック・・・あれ、ゲージが上から下まで真っ茶でラインが見えない。
清水タンクのキャップを開けると・・・
うわ、清水が真っ茶色。こんなクーラントか防錆液あったかな?
もちろんそのようなものはありません。
ドレンから抜いてそこら辺にあったひしゃくで受ける。

CIMG2790.jpg

これでは冷えないよ、泥水だ。
清水タンクに清水投入しドレン抜きながらエンジン始動、回転変動もさせて中を攪拌させつつ
中の水を入れ替えようとしたが、1時間たっても色に変化無し。おいおい・・・
このまま放置すれば、シリンダライナーが参ってしまうところでした。
本来であれば、清水冷却器のチューブを抜いてチューブの中外を掃除し、シリンダライナー抜いて
ジャケット清掃、シリンダーヘッドの中は清水通路があるのでこれも掃除しないと中の泥は
洗えないのですが、船主要望により清水入替を繰り返して様子を見ることに。
清水冷却機関の冷却清水には防錆液を入れて、補水時も色の変化に気を付けてください。

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