「浮体式洋上風力発電」の大型アンカー 国産初号機が完成～造船技術を活かし、国内初の製造～
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弊社では、Vryhof Products（米国DELMAR グループ、本部：オランダ／以下フライホフ社）、原田産業株式会社（本社：大阪市）とともに、「浮体式洋上風力発電向け大型アンカー製造」の事業化を推進中であり、この度、当社工場にて国産アンカー第一号となる試作機を完成いたしました。
【完成したアンカー試作機】
浮体式洋上風力発電向けアンカー製造
試作機は浮体式洋上風力発電向けのドラッグアンカーで、フライホフ社が長年の研究と多くの経験で培った独自デザインを備えた『Stevpris Mk6』の12トン型（サイズ：約4m×6m×6m）です。 ヨーロッパ海域をはじめ世界各地で8,000個以上の実績を持ち、世界シェアは約6 割を占める信頼性の高いブランドです。 試作機は日本海事協会の承認を得てフライホフ社の品質検査に合格し、本機さながらのプロセスを経て完成に至りました。完成後は当社敷地内に展示いたします。
国産供給体制の確立に向けて
今後の供給体制は、原田産業が国内代理店として営業窓口を、横浜工作所が資材調達と製造全般、出荷を担います。 また当社では高まる需要を見据え、大型工場やクレーン、国内輸送に有利な岸壁を備えた近隣造船所を2023 年11 月に子会社化し、量産フェーズにも対応する国産アンカーの製造拠点とするべく整備を進めております。 さらに今後はドラッグアンカーだけではなく各種海底土質に備えて、サクションアンカーや岩盤用アンカーを製品群に加えてニーズに応じた供給体制の確立を目指します。
そして、様々な海域や高深度での技術的アプローチは、将来の海底資源開発を見据えています。
【将来的なアンカー製造拠点として整備をすすめる「株式会社安善ドック」】
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